Type-Zer0のブログ

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Thinkpad A285 にUbuntuをセットアップ

やること

少し前にThinkpad A285を購入しました。
Windows側のセットアップは type-zer0.hatenablog.com

でやったので、次は普段遣い用のLinux(Ubuntu) の設定をしていく。
いろいろ考えたけれど、使い慣れてるUbuntuをベースにカスタマイズすることに決定。
最新版のUbuntu18.10をいれてちょめちょめしていく予定。
セットアップ過程をメモがてらに残していく。
特に記述がない場合は、apt install hogeで入れている。

Ubuntuのインストール

基本はデフォルトのママ。
ストレージ構成だけちょっといじって、swapは無しで。
Winとの共有ディスクは悩んだ末NTFSでいいやと言うことになった。

必須設定

何よりもまずホームディレクトリ内の日本語ディレクトリを英語化。
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

CpasをCtrlにする
$sudo vim /etc/default/keyboard XKBOPTIONS="ctrl:nocaps"

タッチパッド無効化

$ xinput list
⎡ Virtual core pointer                        id=2    [master pointer  (3)]
⎜   ↳ Virtual core XTEST pointer                id=4    [slave  pointer  (2)]
⎜   ↳ Logitech M570                             id=13   [slave  pointer  (2)]
⎜   ↳ Logitech M570                             id=14   [slave  pointer  (2)]
⎜   ↳ SynPS/2 Synaptics TouchPad                id=17   [slave  pointer  (2)]
⎜   ↳ TPPS/2 Elan TrackPoint                    id=18   [slave  pointer  (2)]
⎣ Virtual core keyboard                       id=3    [master keyboard (2)]
    ↳ Virtual core XTEST keyboard                 id=5    [slave  keyboard (3)]
    ↳ Power Button                                id=6    [slave  keyboard (3)]
    ↳ Video Bus                                   id=7    [slave  keyboard (3)]
    ↳ Power Button                                id=8    [slave  keyboard (3)]
    ↳ Sleep Button                                id=9    [slave  keyboard (3)]
    ↳ Integrated Camera: Integrated C             id=15   [slave  keyboard (3)]
    ↳ AT Translated Set 2 keyboard                id=16   [slave  keyboard (3)]
    ↳ ThinkPad Extra Buttons                      id=19   [slave  keyboard (3)]
    ↳ Topre REALFORCE 91 JP Consumer Control      id=10   [slave  keyboard (3)]
    ↳ Topre REALFORCE 91 JP                       id=11   [slave  keyboard (3)]
    ↳ Topre REALFORCE 91 JP Keyboard              id=12   [slave  keyboard (3)]

$ xinput disable 17

上記だとUSBキーボードをつないだり外したりする環境だとダッチパッドのidが変わってしまってスクリプト書いてもうまくいかない模様
なので/usr/share/X11/xorg.conf.d 以下に記述して起動時スクリプトとして無効化する。
ディレクトリ内にはいくつかあるはずなので、hoge-synaptics.confというのを探す。
中身を見るとファイルを直接編集するな、コピーしてからやれという指示があるようなので起動順序を一つあとにして(70-hogeだったら71-hogeのように)末尾に追加する

Section "InputClass"
        Identifier "no need for accelerometers in X"
        MatchProduct "SynPS/2 Synaptics TouchPad"
        Option "Ignore" "on"
EndSection

編集ソフトをviにする
$sudo update-alternatives --set editor /usr/bin/vim.basic

必要ソフトのインストール

順次必要なものを入れていく。Ubuntuなので有名ソフトの多くはDevパッケージがあるのでそそれをベースに入れていく。

ブラウザ

デフォルトはFirefox,あとVivaldi(Snapshot)を入れる。

メディア系

動画再生はVLC、音楽はAudicious
漫画ビューワ MComix

  • 電子書籍:Kindle
    Wineでインストールする。
    $sudo apt install wine
    その後古いバージョンのexeを落としてくる。
    kindle-for-pc-1-17-44183.exe wine kindle-for-pc-1-17-44183.exe
    インストールが出来る。
    日本語フォントにする。
$vim font-replace-takao.reg
REGEDIT4
 
[HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Wine¥Fonts¥Replacements]
"MS Gothic"="Takaoゴシック"
"MS Mincho"="Takao明朝"
"MS PGothic"="Takao Pゴシック"
"MS PMincho"="Takao P明朝"
"MS UI Gothic"="TakaoExゴシック"
"MS ゴシック"="Takaoゴシック"
"MS 明朝"="Takao明朝"
"MS Pゴシック"="Takao Pゴシック"
"MS P明朝"="Takao P明朝"
:set fileencoding=sjis
:wq

$wine regedit

ツール類

Font

mkdir ~/.fonts
Ricty を導入する。
www.rs.tus.ac.jp

$sudo cp migu-xxx.ttf Inconsolate-xxx.ttf Ricty* /usr/share/fonts
$fc-cache -fv
$gconftool-2 --set /apps/gnome-terminal/profiles/Default/font --type string "Ricty Regular 12"

カスタマイズ

  • 指紋認証
    A285では今の所FingerPrintGUIは使えない模様
    他のソフトも試してみる

  • デスクトップ
    i3wm、conky、rofi、polybar

モニタバックライト管理:brightnessctl AUR (en) - brightnessctl A285 では、バックライト制御にxbacklight は使用できない模様。
ASUS GL702ZC - ArchWiki なので代替としてbrightnessctlを使う。 以下の作業を終えたらi3のconfigに入れ込む

適当な作業フォルダで  
$git clone https://github.com/Hummer12007/brightnessctl
$cd brightnessctl
$make
$sudo make install

#インストール作業終わり udevルール追加
$sudo vim /etc/udev/rules.d/backlight.rules
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="backlight", KERNEL=="amdgpu_bl0", RUN+="/bin/chgrp video /sys/class/backlight/%k/brightness"
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="backlight", KERNEL=="amdgpu_bl0", RUN+="/bin/chmod g+w /sys/class/backlight/%k/brightness"
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="leds", KERNEL=="asus::kbd_backlight", RUN+="/bin/chgrp video /sys/class/backlight/%k/brightness"
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="leds", KERNEL=="asus::kbd_backlight", RUN+="/bin/chmod g+w /sys/class/backlight/%k/brightness"

#グループ追加
$sudo adduser USER video

#非ルートユーザでもコマンドできるようにする
$sudo chmod u+s /usr/bin/brightnessctl

#調整できるかテスト
$brightnessctl s +10
Updated device 'amdgpu_bl0':
Device 'amdgpu_bl0' of class 'backlight':
    Current brightness: 79 (30%)
    Max brightness: 255

$ brightnessctl s 10-
Updated device 'amdgpu_bl0':
Device 'amdgpu_bl0' of class 'backlight':
    Current brightness: 69 (27%)
    Max brightness: 255
  • fish

  • Kali
    Kali Linuxで使われているパッケージをUbuntuでも利用するために導入する。

その他

Slack,Discord,Skype, fcitx-mozc:LANG-supportでfcitxを選択する。

参考サイト

https://blog.scimpr.com/2017/02/05/ubuntu-desktopで指紋認証〜fingerprint-gui/

Kindle
ubuntuにKindle for PCをインストールする方法 – MY ROBOTICS

タッチパッド無効 Ubuntu 11.10 install memo - Forever Undecided

(随時追記していく)

Windows10 でコマンド型ランチャ Hain を試してみる

ランチャ

Ubuntuではrofiというカスタムランチャを使ってプログラムを起動している。
Windows10で似たようなソフトが無いかと検索していたところHainを使ってみる

以前はOrchsを使っていたけれど、これだけだと検索性が悪いなと思っていていた
もちろん登録済みのものをすぐに呼び出すには便利なので引き続き利用していく

導入

github.com GithubにあるReleaseから落としてくる
インストーラで導入は完了、alt+spaceで起動する、プラグインも入るのでお手軽に出来る

設定

Hainはデフォルトでプログラムを検索するのは

f:id:Type-Zer0:20190303082306p:plain
Preferences
ここのようである
CドライブのProgramfiles以外にも置いている人は追加しないと読み込んでくれないみたい
Dドライブなどのパスを書いてうまく行かなかったのでシンボリックリンクを貼って解決した
${USERPROFILE}の下に置くのが良さそうなのでUsersフォルダにリンクを貼ることにする
コマンドプロンプト(管理者)でmklink /D C:\Users\USERNAME\LinkName D:\programs等のようにシンボリックリンクを作成する
Usersフォルダ内にリンクが出来ていることを確認したらHainにファイルパスを指定する
これでCドライブ以外でも呼び出すことが可能になるはず

問題点

CPU使用率がややたかい、起動直後は3割弱、その後は少し落ち着くが 少し問題なので同じようなモノを探してみる予定

追記
PCによって使用率は異なってくるみたい?
A285ではそこまでCPU使用率は高くないがデスクトップでは高めだった
ドライブのパフォーマンスや、CPUなどによって変わってくるのかもしれない
他端末も含めて調査してみる

A285 NIC換装

WLAN NIC 交換しました

標準ではRealtek RTL8822BFのNICが積んであるA285(グレードによって違う可能性は0では無いが)
Network controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL8822BE 802.11a/b/g/n/ac WiFi adapter

無線がプチプチ切れたりしてイヤだったのでIntel製のNICに交換した。
交換したのはコレ
www.amazon.co.jp Intel製で速いと噂のNIC
速さよりも(もちろん速いに越したことは無いが)安定性重視で選んだ。
買ってすぐ jvn.jp こんなモノを見つけてしまってげんなりしたけど、チップ自体は悪くないと信じて交換した。

事前準備

ドライバをダウンロードしておく
インテル® Wireless-AC 9260 用のダウンロード (Windows向け)
Linux* Support for Intel® Wireless Adapters (Linux向け)

換装する

BIOSからバッテリー給電をOFFにする。 f:id:Type-Zer0:20190111220403j:plain 電源が切れてから裏蓋を開けてアンテナが伸びているチップからアンテナ線を外す。
ネジでちゃちゃっと交換してアンテナを新しいIntel製のNICに差し替えてネジ止め。
まだ裏蓋は閉めずに充電ケーブルを挿してPCを起動、ドライバを入れ込んで通信が出来るか確認する。
もしドライバを落としていなく、有線LANで接続するすべを持たない場合他PCから持ってくるなどするか何とかする。
Windwosで認識したらアンテナ接続は正しく行われているので裏蓋を閉める。

Ubuntuでドライバのロード

落としてきたファイルを解凍して、出来たディレクトリに移動する。
$sudo cp iwlwifi-9260-th-b0-jf-b0-34.ucode /lib/firmware 再起動して $lspci Network controller: Intel Corporation Wireless-AC 9260 (rev 29) 認識できて読み込めていたら成功。

ベンチ

換装前のベンチ忘れた。

f:id:Type-Zer0:20190111222127p:plain
有線
f:id:Type-Zer0:20190111222146p:plain
無線1(Wifi5)
f:id:Type-Zer0:20190111222210p:plain
無線2(Wifi5)

A285届きました

はじめに

前の記事 type-zer0.hatenablog.com で買うとか注文したとか言っていたThinkpad A285 が届いたので書いてみる。
購入レビューみたいなもので、セットアップは別記事で書きます。
(空白は追記していく)

今までとか

自分で買う初めての新品「Thinkpad」ということで諸々書いてみる。
私がThinkpadと初めて出会ったのは何歳だったかおぼえてないくらい昔。
当時父親がThinkpadを愛用していてそのお古をもらったのが最初。
もらったのは小型機として愛好家が多いThinkpad S30
Windows2000Pro 256MB、HDD20GB 1.8インチHDDの性能は低くW2kでも起動に数分はかかったのをおぼえている(それが今じゃ10秒かからないもんな)
これはかなり長く愛用していて、当時からTrackPoint無しでは生きていけない体になっていた。

次に手にしたThinkpadはX41 IBMが最後に開発・生産したThinkpad
名機として愛用者も多くこの漫画でも主人公が愛用している。
と言っても、私はあまりつかって無くWinXPがあまり好きではなかったので記憶には残ってない。

その次にLenovoに開発のX61 、これは今でも動いていてKaliLinuxで遊んでたりする。

これ以降は横に伸びてしまっていて、X201は今も父親が使っている模様。
X220はこの前までに使っていたマシン(比較に使ってる)で、ジャンクを3000円ほどで購入して修理して使っているもの。
X220が最後の7列キーボード(Thinkpad25という例外はあるけど)で今も7列キーボードオプションは再開してくれないかと願ってやまない。
というか、新規金型で作ったんだからオプションにつけろ
そして必要のないタッチパッドをつけられてしまった悲しい存在。これなくせばもっと軽くできたでしょ。

スペック

ThinkPad A285

  • APU: AMD Ryzen 7 Pro 2700U (2.2GHz, 4MB)
    Ryzen5でもよかったけど、グラフィック使いたかったので最上位を

  • OS: Windows 10 Pro
    どうせWindowsはあまり使わないとはいえ、Proでないと使えない機能が結構あってそれも使いたかったので。バンドルなら安いし

  • ディスプレイ: 12.5型FHD液晶 (1920 x 1080 IPS 300nit) 光沢なし
    HDは選択肢に入らない。タッチは個人的には必要ないのでいらない。
    欲を言えばWUXGAか3:2液晶が欲しかったところ

  • メモリ: 16GB PC4-19200 DDR4 SDRAM
    8GBは選択肢になりえない、というのも内蔵GPUで1GBあまり確保されてしまうので。
    もっと積んでくれてもいいけどこれ以外の選択肢はなし。

  • カメラ: 720p HDカメラ(ThinkShutter付き)
    IRカメラはいろいろと使い道ありそうだけど、Linux運用する予定なので重要でなかったので。
    シャッター付きなのがGood。

  • キーボード: 英語キーボード バックライト付
    混在環境は辛いけど、単体でLinux運用するときには英語キーボードのほうが何かと便利だったりする。
    Windows10のおかげで切り替えも多少楽になったのでこちらでもあまり不便はないかな。

  • 指紋:搭載
    Windows向けに。値段差はないしあって損はない。
    今の所Linuxでは動きそうもないけど将来に期待を込めて星5です

  • SSD: 128GB ソリッドステートドライブ M.2 2280
    交換前提で一番安いもの。
    別途WD青を購入済み。容量は512GB

  • スマートカードリーダ: 搭載
    使いみちわからない。

  • ACアダプタ: 65W
    ただ単に使う文には45Wで十分だけど、TypeCポートでいろいろつなげたり賄うとなると65Wにしておいたほうが無難。
    値段も1000円しか変わらないし。
    本体が大きいので持ち運ぶときにはUSB-PD対応充電アダプタでいけるのがよし。

  • WWAN: なし
    人によると思う。私はテザリングでいいじゃん派なのでなしに。
    アイているポートに2242SSD追加してもよいしね(できるかどうかは未検証

  • Ethernet Dongle:無し
    RJ45が廃止されてしまって優先で繋げなくなったのが最大の改悪。
    VAIOみたいに薄型でも搭載できるんだよ、しろよ。
    ただ、ドングルに4500円出すならTypeCハブでRJ45ついているやつを買ったほうが良いと判断した。
    USBでもあるしね、このポートは使わないだけになるけどしかたない。

開封してみる

f:id:Type-Zer0:20181219002412j:plainf:id:Type-Zer0:20181219002420j:plainf:id:Type-Zer0:20181219002454j:plainf:id:Type-Zer0:20181219002528j:plain

X220と比較してみる

f:id:Type-Zer0:20181219002536j:plainf:id:Type-Zer0:20181219002540j:plainf:id:Type-Zer0:20181219002604j:plainf:id:Type-Zer0:20181219002609j:plainf:id:Type-Zer0:20181219002612j:plain

ベンチを回してみる

最新のAMD-Ryzenなのでせっかくだしデスクトップマシンと比較してみる
スペックはこんな感じ
CPU:Core i5-4590 MEM:16GB GPU:RX 480

SSD

標準搭載のSSD
f:id:Type-Zer0:20190111003329p:plain
f:id:Type-Zer0:20190111003520p:plain

買った奴
www.amazon.co.jp f:id:Type-Zer0:20190111003715p:plainf:id:Type-Zer0:20190111003727p:plain

CineBench

FFXV

@A285
f:id:Type-Zer0:20190111003912p:plain f:id:Type-Zer0:20190111003920p:plain

DQX

参考

http://kulog.org/pc/software/k8057/

Omars USB-C充電器を買った

USB充電器を買った 

Thinkpadを買ったので、USB-PD対応の充電器が必要になりました。  

 

選定基準は

  • USB-PD対応
  • 最大45W以上(できれば65W)
  • USB-Cポート以外も搭載していて、同時充電可能

USB-PDは今後業界のデファクトスタンダードになるのは間違いないのでここ対応は必須。いろいろと条件がややこしいのでしっかりと仕様を読まないといけないのは今後も含め注意していかないと。

 

最大出力がポイント。USBPD対応!高速充電!と言っていても仕様を見ると最大30Wとか25Wとか全然出力できないのがたくさんある。

全ポート同時使用で45Wないし65Wだせるのは殆どないと思うので、最低限USB-Cポート単体使用で45W出力は確保しておきたい。

というのは、充電される側の機器で指定しているW数(Thinkpadの一部は45Wだったり)に満たない出力では充電できないという仕様の物があるため。

遅くなってもいいけれど充電不可というのはそもそもやりたいことを満たしていないのでNG

 

保有ポートは、一つの充電器でPCとスマートフォンの充電もしたいので。単体ポートしか無いのでは純正充電器と変わらない(軽量化くらいにはなる)ので。

 

この子は上記条件をすべて満たして(居るように見え)たので、買ってみました。

やすかったしね

 


f:id:Type-Zer0:20181208122147j:image

使ってみた感想

概ね満足

本体は小さく、プラグが本体直付けで場所を取らない

USB-CとUSB-A2ポートで取り回ししやすい

 

まだきちんと何が充電できるか試していないけど

Nintendo Switch、ThinkpadA285  は充電できることを確認した

 

今後複数ポート出力と、規格準拠できているか計測して判断という感じかな。

試験結果が良好ならもう一つ購入することも検討しているという感じ。

本音は65W以上出してほしかったんだけど該当製品が殆どないんだよね 何処か出してくれないかな(チラチラ