東野圭吾の白夜行 映画版見ました。
堀北真希がやっていたやつ。
最初はいまいちだなと思っていたけれど、全体を見れば神映画だった。
この映画は女×女、男×男、女×男、男×女とすべての要素を含んだ万人向け。
地雷がある人には辛いかも。
以下雑感
話が難しかった
小説の映画化、特に推理モノって難しいと思っていて、叙述トリックとか文字ならではのトリックを映像化するとどう見せるのかっていう問題。
白夜行は時代がどんどん流れていってイマイチどういうことなのか分かりづらかった。
2時間位してようやく全体像がつかめたと思ったら話が終わってしまった。
とりあえずレイプするっていう流れ
全体的に気に入らないやつは次々レイプしていく映画だった。
魅力的な登場人物たち!
この映画、とても魅力的で属性たっぷりの人たちが出てきた。
最初はよくわからなかったけど半分くらい見ていると色々な層へアピールしている良作だったと気付かされた。
ここがすごい
ユキホちゃん
メインヒロイン。堀北さんがきれいだった。
両刀使いで策士。
小学生の幼女時代に母親に売られてオッサンにレイプされてた娘。
すべての元凶で支配者。とても好き。
実際に手を下していたのはいきなり出てきて交通事故で死んだオッサンと実の母親だけ。後は手をリョウジにやらせてた。
男ともセックスするし女の子ともイチャイチャしてる、オジサンやおじいちゃんにも取り入る両刀使い。 純愛はなさそうだったけど、レイプされた義妹にも優しく迫るとか、親友が好きな男の約束すっぽかした代わりに男を慰めるとか健気なところもあった(勿論こいつが仕組んだことだった)
こいつにとって自分以外の人間はすべてコマ。リョウジくん
メインヒーロー。凄腕のレイパー。大体レイプされた人たちはこいつにやられてた。
純愛ではたたないらしく、典子と行為してたときはいけなかったらしい。男が演技してたんだって言われるのはじめてみた。
ユキホちゃんに「レイプして」って言われたら襲うお人形さん。 ユキホちゃんをレイプしてた実父を殺すときの表情が好き。
どんな気持ちだったんだろう?
刑事さんに愛の告白をされたものの、もう取り返しがつかないと自覚していたため刑事さんの目の前で投身自殺した。最後は愛してくれた刑事さんに看取られて息絶える。泣ける。
ユキホには見捨てられる模様。刑事さん
事件は解決できなかった。
最後にリョウジくんに愛の告白をし、家族になろうと伝えるシーンは感動した。
リョウジくんに気持ちは伝わったもののその場で拒絶・自殺される。
この作品の両親で貴重なBL要素で良心。一成さん
ユキホの夫で引きこもり。江利子の元恋人、というか初心なところを漬け込んでものにしてただけでは? 引きこもりになった後ユキホが怖いとか真実に近づいていたすごい。 ほとんど空気。ミカちゃん
一成の妹でユキホの義妹かわいい。ヴァイオリン弾いていたらレイプされる。
その直後ユキホちゃんに迫られて落される。勿論仕組んだのはユキホ。 ユキホの百合2号。江利子
ユキホの高校時代の同級生で百合相手。虐められていたところをユキホと仲良くなって百合でいちゃいちゃしまくってた。ユキホの百合1号。 一成にモノにされてから、ユキホちゃんといちゃいちゃしなくなって、それが気に入らなかったかユキホの命令でレイプされて一成さんは略奪されてしまった。かわいそうな子。百合の間に男を挟むからこうなるんだな。百合に男はいらない。都子
ユキホの高校時代の同級生。江利子を虐めてたらレイプされた。勿論ユキホの仕業で江利子を取り入るためのコマにされたかわいそうな子。他の人はレイプされなかったのに。典子
リョウジの恋人?そもそも愛があったかどうかすらわからん
人妻売りでリョウジと会って先に帰った癖にリョウジついていく。
「私みたいなオバさんとはやれないんだろ!」とか挑発していたくせに実際に迫られたら泣き叫ぶテンプレ展開。 薬剤師だからってシアン化カリウムホイホイ手に入るわけ無いだろいい加減にしろ
総評
コイツラ事あるごとにレイプされてんな。後警察が無能すぎる。
百合いちゃいちゃシーンがとても好きだった。
何度も見る映画ではない気がしたけど、カジュアルにツッコミ入れながら萌ポイントを見つけられるいい映画。長いのが難点。